「医学部現役合格」と聞くと、多くの人は「幼少期から英才教育を受けてきた天才」をイメージするかもしれません。しかし、私の受験生時代は決して順風満帆なものではありませんでした。
当時の私は、模試の結果も芳しくなく、通っていた塾の進路指導では「現役での医学部合格は極めて厳しい。二浪を視野に入れて地方国立を狙うのが現実的だ」と告げられていました。
そんな私が、いかにして医学部医学科を現役で突破したのか。その根底にある「戦略」と「学習の本質」を公開します。
1. 「浪人覚悟」の宣告。私が一般入試の一本道を捨てた理由
私の夢は、幼い頃から「医師」か「教師」でした。人に教えることが大好きで、同時に医師として命を救いたい。その両方を叶えるために、医学部進学は譲れない目標でした。
しかし、現役合格への壁は高く、塾の面談で「厳しい」と突き放されました。そこで私は、がむしゃらに勉強を続ける前に、一度立ち止まって徹底的に「医学部入試の仕組み」を分析しました。
そこで確信したのが、「学校推薦型選抜(一般公募)」という選択肢の有効性です。
客観的な背景
現在、日本の医学部入試において、推薦枠・地域枠の定員は拡大傾向にあります。一般入試が「全方位の圧倒的な学力」を求められる超高倍率の戦いであるのに対し、推薦入試は「評定」「小論文」「面接」といった多角的な評価が加わります。
つまり、自分の特性(コミュニケーション能力やこれまでの学習努力の積み重ね)を最大限に活かせる、「勝てる確率を戦略的に高められる戦場」なのです。
私はこれを、現役合格を確実にするための「攻めの戦略」として選びました。
2. 短期間で学力を底上げした「自走式」学習メソッド
推薦入試を軸に据えるといっても、当然ながら基礎学力は必須です。では、どのようにして限られた時間で合格水準まで引き上げたか。
その答えは、「塾の授業を受ける時間を削り、自分で問題を解く時間を最大化した」ことにあります。
私が現在、家庭教師として接している生徒たちの中でも、劇的に伸びる子には共通点があります。それは、人から教わる受動的な勉強ではなく、「これを解けるようになりたい」という主体的な学習習慣(自走モード)が身についていることです。
私も受験生時代、以下の3つを徹底することで、効率を極限まで高めました。
- インプットの効率化
学校の授業を「唯一のインプットの場」と定義し、その時間内にすべてを吸収しきる。塾の授業を漫然と受ける時間は排除しました。 - 環境のデザイン
自習スペースを自分の「主戦場」とし、スマホなどの誘惑を物理的に遮断。机に向かった瞬間に集中モードへ入るルーティンを確立しました。 - アウトプット至上主義
参考書を読む時間よりも、手を動かして問題を解く時間を優先。間違えた箇所は「なぜ間違えたのか」を自分の言葉で論理的に説明できるまで繰り返しました。
3. 「自走」は才能ではなく、環境と誘導で作れる
私は大学入学後、週4回の部活動に打ち込む傍ら、個別指導塾・家庭教師として受験指導をしつつ、医学部での膨大な学習を両立していました。
この生活を支えているのは、受験生時代に培った「自走」の技術です。
以前、家庭教師として指導した生徒さんで、当初は学習習慣が定着していなかった子がいました。しかし、適切なガイドによって「自分で学習をコントロールしている感覚」を持てるようになると、最終的には模試の偏差値が20近く上昇し、第一志望校進学後も学年1位をキープするまでになりました。
「突出した結果は、主体性の延長線上にある」
無理やり机に縛り付けても、成績はどこかで頭打ちになります。大切なのは、正しい努力の方向性をプロが指し示し、本人が「これならできる」という小さな成功体験を積み重ねられるよう環境を整えることです。
私も受験生時代、塾長に合格を伝えた際、最終的には『君の勝ちだ』と言われました。
推薦入試合格の扉は、正しい鍵(戦略)を持てば必ず開きます。
あなたの、あるいはお子様の特性を活かした「合格への最短ルート」を、一緒に探してみませんか?